Misogyny’s diary

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Comme une chance comme un espoir

自分は女嫌いなのだと思っていた。

といっても、女を見ると蕁麻疹が出るとかそういう意味ではなく、普通に女性アイドルや女優を好んだりするし、歌なんて女性が歌っているものを聴くのが殆どだ。

ただ、そうして作られた自分の女性像が酷く歪なせいでか、身近な女性が怖い。そう、怖い。

 

自分には女性経験がない。過去に交際の経験は一度だけあるが、それを最後に自分は意図的に距離を取り始めた。苦い過去だったわけではないが、別にその相手を自分が好きだったわけではないし、一種の遊びで付き合っていたと言える程幼稚なものだった。

そうして距離を取り続けてもう6年程経つが、最近意図せず女性と関わる機会があり、単純な自分は日に日にその女性のことばかり考えるようになっていた。それはマイナスな感情も含んでいるから、恋であるとは自分には思えないが、恋をしたことのない自分には分からない。

自分は相手のことをよく知らないからマイナスの感情を抱きながらも接しているが、相手を知れば知るほどそのマイナスは薄れていく気がして、いつか恋に変わってしまうのではないかと思うと、怖くて仕方がない。恋をした先で相手に拒絶されるのが怖くて、そんな思いをする可能性があるなら相手のことを知らない方が幸せに思えるけど、自分はまだ相手のことを知りたいと思ってしまう。きっとこれは恋なんだと思ってしまう時もあるけど、そう認識してしまう自分もまた怖い。

 

自分は女嫌いなのだと思っていたが、自分はただ恋を恐れていただけで、いつまでも逃げているだけだったのかもしれない。そんな女々しい自分が嫌いだ。

「親からもらった名前を捨てれば、大人になれると思ってたんだ。子供だったから」

今週からFF13をプレイし始めた。

多少ゲーム性に不満もあるが、グラフィックや音楽は文句無しに良いものだし、戦闘システムも敵が硬すぎると思う時はあるが概ね面白いものだと思う。肝心のストーリーも今のところ不満はスノウの空回りっぷりくらいで、キャラの関係性や台詞回しも気に入っている。

しかし、事実としてFF13は世間一般で散々な評価を受けていると思う。これは自分と世間でのズレなのか、まあまだ7章の途中だし、9章あたりから悪くなっていくという話は聞くけども。

 

最近は自分と世間でのズレを痛感することが多い。例えば自分の言葉選びとか、自分の趣味嗜好とか、自分の生きる上での考え,振る舞い方だとか。

あまり人と関わらないで生きている自分も、別に人嫌いというわけではない。ただ人と話す機会を作ろうとしていないだけで、そうすると自然に周りも合わせて関わらないようにしてくれる。ただそれだけのことだと思っていた。

だが、そうして出来た自分の周りからの評価は「コミュニケーション能力がない」とか「気難しい」とか「怖い」といった、マイナスのものばかりで。

そりゃあ大体の人が積極的に周りの人と喋ったり、そうでなくても数人の友達といる間くらいはワイワイやってるもんだから、こういう評価を受けて然るべきなんだろうけど。それでも自分は、それがちょっと悔しくて。でも、周りと自分とのズレを正すために、今から変わる勇気なんてものはなくて。

 

タバコを吸えるようになったり、酒が飲めるようになったり、体ばかりが大きくなっていくけど、結局自分の本質的な部分というのは昔から何も変わっていないのかな、と物思いに耽る。

 

「あの頃は私の気持ちの方がずっとずっと苦くって」

長野旅行2日目。2時間しか寝ないで初のSwitchとスーパーマリオオデッセイを満喫した後に朝から銭湯へ。

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長野ということで林檎の匂いがかなり強くするシャンプーだった。露天風呂からの景色だとか外観だとかを振り返るとやはり温泉(銭湯然り)というのは秋が良いんだろうなと感じる。

 

昼食は地元の方イチ押しだった冷たい蕎麦にすることに。

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人気店らしく、30-40分程度並んだ。3連休で旅行に来ているであろう大学生なども並んでいた。蕎麦というと学生にはなんとなく高い印象があるが、こちらのお店は比較的財布にも優しい。

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お品書きにも店員さんにも食べログにもゴリ押しされたのでもりそば大盛り(1350円)(比較的財布に優しいが学生にはやはり高い気がする)(学食なら330円)

最初の一口は盆の右下で見切れている岩塩だけの味付けでお召し上がりくださいと執拗に頼まれ食べる。蕎麦本来の味がするとのことだが、岩塩本来の味がした。

蕎麦自体はとても美味だったし、大盛りにしただけあってそれなりに満腹感も得られ満足。そういえば、折角なので普段は食べない(苦手な)わさびをつけて食べてみたが、かなり美味しかった。これからは積極的に入れたいと思う。

 

午後はドライブコースをブンブンするという予定だったが道が封鎖されていた。急遽霧ヶ峰を車で登る?プランに変更。ちなみに自分は昼食後少し眠っていた為、気付いたら山にいた。

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シーズン中は観光客で賑わうであろうスキー場もこの有様。焼け野原にしか見えない。

大物Youtuberならこの斜面を段ボールで滑れるのに…と敗北感に塗れながら通過。ちなみにこの時点で標高は1640m。

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進んだ先にあった唯一の散策ルート。動物いるといいね〜などと言いながら軽く歩く。

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50m程でここに着いてしまう痛恨のミス。

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空と海と大地と呪われた花嫁。

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我ながら良く撮れた(スマホだが)

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ナギ平原。

なかなか区切りのいいところまで行けず、散歩の領域は超えたあたりで車へ戻る。

真っ赤な太陽の浮かぶ空で、人生で初めてあかね色を見た気がした。

 

帰り道ではニトリで本棚を購入する人がいたので何故か付いて行き選ぶ。ついでに健全な生活を目指し目覚まし時計を購入。

家具屋を見るのが実は好きで、いつか自立したらこういう部屋にしたいな、などと考える。値段を見て少し泣く。

 

夕飯は温かいものがいいということで満場一致だった為、近くにあった焼肉屋へ。久々に行ったので値段を見て失神しかけたが、社会人の方々に出して頂きなんとか生活費が1万円という状態で済む。

 

酒の勢いというのもあったが、ずっと引っかかっていた問題を解消したかった為、昔しょーもないことで仲違いをした人に連絡を取り、なんやかんやあって無事和解する。

自分の感情の理解出来ない部分が、また少し分かった気がして、それがなんだか嬉しく思えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

予定をばっくれて福島からはるばるやってきた車に乗り込み長野へ。かかった時間は大体2時間半程度。まあまあ近い。

長野が近づくに連れて心なしか窓から冷気が漏れてくる。多少の不安を抱えながら現地に到着し降りると、そこは南極だった。

 

久々に会う人との話というのはやはり面白く、いつもよりも多めに飲酒やら食事やらをしてしまい珍しく出費が大きかった。残金が中学生になりつつある。

長野の夜と朝はとにかく寒く、そういえば冬に実家の福島へ帰省するということをここ数年は避けていたな、と感傷に浸る。今年は帰りたいし、来年も再来年も、祖父母が喜ぶ内は帰りたい。帰ったら暇で仕方ないんだけれど、感謝を言葉にするのは気恥ずかしいから。

 

23時頃には少し早いが就寝し、明日に備える予定だったのだが、昼に起きた人間がぐーすか寝れるはずもなく2時間程で起きてスマホを眺めていた。途中で寝れないのは喉が渇いているせいだと勘違いしてどこにあるかも分からないコンビニへと出向いたが、やはり外は寒い。幸い20分程で見つかり喫煙所で凍えながらタバコを吸う。周りから見たらそういう年頃なんだな、と思われてしまうだろうが、自分は何年経ってもこういう人間でありたいと思う。

 

その日は満月で、東京でも見える月がなんだかとても綺麗に感じて、自分は簡単な人間だなとつくづく思わされた。

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