Misogyny’s diary

目標:田舎暮らし>異性間交流>就職

Comme une chance comme un espoir

自分は女嫌いなのだと思っていた。

といっても、女を見ると蕁麻疹が出るとかそういう意味ではなく、普通に女性アイドルや女優を好んだりするし、歌なんて女性が歌っているものを聴くのが殆どだ。

ただ、そうして作られた自分の女性像が酷く歪なせいでか、身近な女性が怖い。そう、怖い。

 

自分には女性経験がない。過去に交際の経験は一度だけあるが、それを最後に自分は意図的に距離を取り始めた。苦い過去だったわけではないが、別にその相手を自分が好きだったわけではないし、一種の遊びで付き合っていたと言える程幼稚なものだった。

そうして距離を取り続けてもう6年程経つが、最近意図せず女性と関わる機会があり、単純な自分は日に日にその女性のことばかり考えるようになっていた。それはマイナスな感情も含んでいるから、恋であるとは自分には思えないが、恋をしたことのない自分には分からない。

自分は相手のことをよく知らないからマイナスの感情を抱きながらも接しているが、相手を知れば知るほどそのマイナスは薄れていく気がして、いつか恋に変わってしまうのではないかと思うと、怖くて仕方がない。恋をした先で相手に拒絶されるのが怖くて、そんな思いをする可能性があるなら相手のことを知らない方が幸せに思えるけど、自分はまだ相手のことを知りたいと思ってしまう。きっとこれは恋なんだと思ってしまう時もあるけど、そう認識してしまう自分もまた怖い。

 

自分は女嫌いなのだと思っていたが、自分はただ恋を恐れていただけで、いつまでも逃げているだけだったのかもしれない。そんな女々しい自分が嫌いだ。